雑誌や書籍に掲載されている「おいしそうな写真」を撮影するプロ 佐藤先生による、今日から実践できるお料理写真撮影のコツがいっぱいのコラム連載中♪
ズームレンズをやみくもに使ってはいけない!?
自分が一歩も動くことなく!、カメラのレンズ“のみ”でズームイン&ズームアウト。
これはお料理の写真教室でも多くの人がやってしまう「間違い」です。
デジタル一眼レフからコンパクトデジカメに至るまで、今や当たり前のようについているズームレンズですが、せっかくついているからといってやみくもに使うのは×です。
お料理の撮影は"望遠"が絶対にオススメです。


上の写真は、お皿の大きさは同じなのに見え方がまったく違います。
70mmの「望遠」ではちゃんとおいしそうに写っているのに、28mmの「広角」ではお皿のカタチが歪み、余計な背景まで写り込んでいます。
やみくもに「広角」で撮ることは、巨大な中華鍋、あるいは小さなミルクパンで目玉焼きがうまく焼けないのと同じ。
目玉焼きに適したフライパンがあるのと同様に、料理の撮影に適したレンズも決まっていて、お料理をおいしそうに撮るレンズは「望遠」なのです。プロのカメラマンも、料理を撮る際は専ら「望遠」です。
以下は、「望遠」で撮影する手順です。
★「望遠」で撮影する手順
①レンズを「望遠」に設定。
カメラのメーカーや機種によって違いはありますが、以下をご参考に。
| 一般的なデジイチやSONYのミラーレス | 60mm前後 |
| OLYMPUSやPanasonicのミラーレス | 45mm前後 |
| コンパクトデジカメ | 「木が一本」マークのほうにレンズをズームさせる |
②①の設定でお料理をフレームイン。フレームにお料理が丁度おさまるまで、カメラと一緒にお料理からはなれていきます。十分に距離をとれるように、あらかじめスペースをしっかりとりましょう。

せっかくのズームレンズを使わないと勿体ないし…、という声もよく聞きますが、広角レンズは広々とした景色や大人数での集合写真などで活躍するのでご安心を。大きなテーブルを埋め尽くす何十皿ものごちそうをまとめて撮りたい時にも便利ですね。
でも一品のお料理をおいしそうに撮るには絶対に「望遠」。
目玉焼きはフライパン、料理写真は「望遠」です!
日本大学芸術学部卒業。
2004年独立後フリーランスフォトグラファーとして、雑誌、書籍、web、などで撮影活動中。
食の取材撮影に携わり多くの方が写真撮影で困っていることを受け、2011年に料理の写真教室Felica Spicoをオープン。
自宅、お料理教室、お店の出張レッスンが好評!
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